株式会社ホクエツ

株式会社ホクエツ・EE東北2021

株式会社ホクエツEE東北2021

目次

  1. 現場打構造物のプレキャスト化
  2. プレキャストコンクリートによる高耐久化・長寿命化
  3. HSB工法(プレキャストコンクリート接合部の止水工法)
現場打構造物のプレキャスト化

現場打構造物のプレキャスト化 工期短縮・生産性向上

国内におきまして人口減少に伴う労働就労人口の減少、特に建設業界では高齢化が進んでいます。建設現場での生産性向上を図る上でプレキャスト化は重要な役割を担っており省人省力化や工程短縮が期待されます。弊社では一般製品だけではなく現場打構造物をプレキャスト化することにより、建設現場の生産性・安全性の向上に貢献して参ります。

紹介動画

パンフレット

大型PCa製品パンフレット
高耐久化・長寿命化

プレキャストコンクリートによる 高耐久化・長寿命化

プレキャストコンクリート製品は、路面排水、下水道、護岸、圃場のかんがい用水など、多くの場面で使用されています。ホクエツの高耐久製品は特別な高性能材料を使うことなく、コンクリートの基本性能を高めることによって低コストで耐久性を向上させたプレキャストコンクリート製品です。一般的な環境条件下で100年以上の耐用年数が期待できます。

中性化

二酸化炭素がコンクリート表面から浸透すると、コンクリート中のアルカリ性が低下します。この現象を「中性化」と呼びます。中性化が進行した部分(中性化深さ)およびその奥10mm程度(中性化残り)では鉄筋に対する防錆力が失われています。中性化によって鉄筋腐食が進行すると、コンクリート表面にひび割れや剥落が発生するとともに、耐荷力が減少し構造物としての機能が失われます。

中性化 中性化

凍結融解

積雪寒冷地においては、コンクリート中の水分の凍結膨張の繰り返しによってひび割れが発生し、長年にわたって凍結と融解を繰り返すことでコンクリートが劣化し、強度低下を伴いながら崩壊していきます。凍結融解を防止するには、緻密なコンクリートとするとともに、コンクリート中に微細な空気を十分に連行させることが有効とされています。

製品の製造に際しては、工場で製造するコンクリートの凍結融解試験(JIS A 1148)により、十分な耐凍害性を有していることを検証しています。

凍結融解 凍結融解

パンフレット

センチュリー水路
HSB工法

プレキャストコンクリート接合部の止水工法 HSB工法

NETIS新技術情報提供システムTH-170005-A
建設技術審査証明技審証第2803号
HSB工法技術審査証明書

HSB工法とは

HSB工法は、コンクリート部材の接合部に「高弾性接着シーリング材」と呼ぶ専用のシーリング材を内面から充填することによって、地震動などの地盤変形も考慮した水密性を確保する工法です。

本工法の対象は、代表的な例としてプレキャストコンクリート製のボックスカルバートと鉄筋コンクリート大型フリュームがありますが、この他にも設計上要求される接合部の変位が本工法により定めた変形量の範囲内であるコンクリート構造物に適用できます。

高弾性接着シーリング材

  • 高い強度と伸びを有する変成シリコーン系一成分形の高弾性シーリング材です。
    伸び性能は、H形試験体で500%以上 、ダンベル状試験体で800%以上 です。 初期の物性値です)
  • 目地充填の前に、プライマーを塗布します。
  • 「農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【開水路編】(案)」の目地補修工法の品質規格
    (耐候性、付着性、止水性、伸縮追従性、耐水性、形状安定性)に適合しています。
  • 流水の成分を想定した酸、アルカリおよび塩類に対する耐久性を有しています。
高弾性接着シーリング材高弾性接着シーリング材高弾性接着シーリング材

目地形状と接合部の変位に対する水密性

本工法での目地部の深さは20mmを基本とし、目地幅は5mm以上30mm以下の範囲としています。この目地形状で施工することにより、軸方向では目地幅と同量の変位、せん断方向変位では10mm(5mmの隙間に対してせん断ひずみ200%)の変位が生じても水密性が確保されます。

パンフレット

HSB工法パンフレット HSボンドパンフレット HSボンド農水マニュアル対応