HSボンド / HSB工法
HSボンド / HSB工法
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規格・認定
- 建設技術審査証明:技審証第202103号
- NETIS:TH-170005-VR コンクリート接合部の耐震止水工法(HSB工法)
- ARIC 農業農村整備民間技術情報データベース(NNTD):1265
特長
- ボックスカルバートや大型フリュームなどのコンクリート構造物の接合部に対し、高弾性接着シーリング材(HSボンド)を充填して設計検討を行なうことで、耐震性(レベル1およびレベル2地震動対応)を確保することが可能な工法です。
- 新設時だけではなく、既設の水路であっても、シーリング材充填のための目地を形成することで適用させることができます
- HSボンドは高耐候性を有し、止水を目的とした開水路の目地補修などにも適しております。
- HSB工法で建設技術審査証明を取得。(一財)先端建設技術センター ・農林水産省「農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【開水路編】の目地補修工法の品質規格に適合。
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施工事例
三条川原地区農地集積加速化基盤整備事業
- 場所:
- 大仙市北野目三条川原地内
- 時期:
- 2019年12月
- 発注:
- 秋田県仙北地域振興局農林部
- 製品:
- プレキャスト導水路(樋門工、第一吸水槽)HSボンド / HSB工法
- 詳細:
- B4600×H9000
330t(全27ピース)
圃場への揚水施設のH30年度新築工事として全て現場打ちにて発注。工期はH31年度末厳守。国交省との河川協議の関係で実質工期はH31年10月~3月の6か月間。この間で止水矢板の設置から撤去(現況復旧)までの工程が必要。設計通りの現場打仕様では単年工期では全く足りなく、2か年は必要な状況。費用対効果の検討で部分的なプレキャスト対応をしたことで単年度工事として工期内に完了。PCa化により工程短縮を図ったことで、発注者、受益者、建設業者、当社の四方よしとなった。
長野広域連合一般廃棄物最終処分場建設工事
- 場所:
- 長野県須坂市大字亀倉
- 時期:
- 2019年9月 ~ 2020年2月
- 発注:
- 長野広域連合
- 製品:
- プレキャスト排水塔HSボンド / HSB工法
- 詳細:
- 2000*2000*H4400(五分割)
【上部】2,180kg 【中間部】6,170㎏
【下部】5,800㎏ 【底版】4,660㎏×2
①調整池内に単独で設置される事から、浮力検討を行い浮き上がり防止対策として底版を大型化し、底版上に調整池の底版コンクリートがを載せてカウンターウェイトとした。
②排水塔から調整池外部へ出る放流管についても、当初設計はHPφ1200の360度巻立で浮力対策を行っていたが、BOX1100×1100を頂版特厚形状とし浮力対策とすると共に、工程短縮を図った。
③排水塔は3分割(底版含め5分割)とし、部材の上下連結はN型フランジとし、水密性確保のためNETIS登録の高弾性接着シーリング材を用いるHSB工法を採用。
長野広域連合一般廃棄物最終処分場建設工事
- 場所:
- 長野県須坂市大字亀倉
- 時期:
- 2019年9月 ~ 2020年2月
- 発注:
- 長野広域連合
- 製品:
- PCa化逆T擁壁HSボンド / HSB工法
- 詳細:
- H5050×L2000
11,670kg/本
「一部背面埋戻しが無く、壁が露出する箇所有り」、「地震動への対応」、「止水性の確保」の条件であった。
①止水性の確保と万が一の変位への追随を考慮し、製品小口に水膨張シール材を貼り付け、変位を許容する連結金具(N型フランジ)で引き寄せ連結し、壁前面及び背面の目地は高弾性接着シーリング材によるHSB工法を採用。コーナーについては現場打ちとし、コーナーとの接続は止水板及びダウエルバー付きの製品(L1m)を使用。
②工程短縮と省人・省力化という現場方針から、底版延長鉄筋の継手(当初設計:ガス圧接)は機械式継手にて対応。底版小口は付着性向上のため、洗い出し仕様にて製作。
平成30年度 公共下水道雨水工事(町前-1-1工区)
- 場所:
- 宮城県多賀城市町前地内
- 時期:
- 2019年4月
- 発注:
- 多賀城市役所 下水道課
- 製品:
- HIDOボックスカルバートHSボンド / HSB工法
- 詳細:
- B3900×H1700×L1000
9,980kg/個
水路内の土砂溜りを軽減する為、底版部水路側に低水路を設けることで採用頂いたもの。耐震設計も考慮しており、目地には、高耐久、高性能シーリング材を用いるHSB工法を採用しています。
大砂川地区道路改良工事
- 場所:
- 秋田県にかほ市象潟地内
- 時期:
- 2018年12月
- 発注:
- 国土交通省東北地方整備局 秋田河川国道事務所
- 製品:
- 大型ボックスカルバートHSボンド / HSB工法
- 詳細:
- B3700×H3800×L1015(二分割)
上部 (5,150kg/本)
下部 (5,820kg/本)
・当初設計は現場打ちボックスカルバート。
・冬季施工に伴うリスク軽減のためにプレキャスト製品を検討。
・PCa化及びNETIS登録工法(HSB工法)採用より、工期短縮、安全性向上、安定した品質確保が実現しました。
平成30年度防災・安全交付金(道路)工事(一)中野飯山線
- 場所:
- 長野県中野市
- 時期:
- 2018年
- 発注:
- 北信建設事務所
- 製品:
- ボックスカルバートHSボンド / HSB工法
- 詳細:
- B3300×H2300×L1000
9,210kg/本
①2分割のPC縦締め仕様ボックスの工事発注から工程短縮を図る為、一体型ボックス+HSB工法に変更協議し採用された事例
②L=1000製品のため、横穴開口のφ700サイズは2本に跨って対応
新石田企業団地調整池造成工事
- 場所:
- 富山県黒部市石田地内
- 時期:
- 2017年6月 ~ 2017年10月
- 発注:
- 黒部市役所
- 製品:
- L型擁壁 調整池仕様(水抜き穴無し)HSボンド / HSB工法
- 詳細:
- H=1200~2400
1,040~2,590kg/本
本件は規模の大きな調整池となっております。設計段階で通常のモルタル目地では不安との要望があり、機能性・耐久性の面で評価して頂きHSB工法の採用となりました。
稚日野雨水幹線工事
- 場所:
- 石川県金沢市稚日野地内
- 時期:
- 2017年2月
- 発注:
- 金沢市内水整備課
- 製品:
- 大型(排水)フリューム(農業土木事業協会)ボックスカルバートHSボンド / HSB工法
- 詳細:
- H1200×B2300×L2000
2,710㎏/本
HSB工法の耐震性能、水密性能、耐久性能が評価されて採用された現場です。水路の一部にある横断ボックス、折れ点の現場打集水桝との接続部もすべてHSB工法で接合することにより、フリュームのみならず水路全体の耐震性、水密性の機能を持たせております。
ゆめの森整備工事
- 場所:
- 長野県諏訪郡富士見町
- 時期:
- 2017年
- 発注:
- 富士見町役場
- 製品:
- ボックスカルバートHSボンド / HSB工法
- 詳細:
- B2500×H2000×L2000
B2500×H3300×L1500(二分割)
10,780kg
【上部】5,020㎏/本 【下部】5,020㎏/本
①当初現場打ちにて設計されていたボックスカルバートをプレキャスト製品にて対応しました。
②H3300は上下二分割にて施工、落差部の小口止めもプレキャスト版にて対応しました。
③目地には高性能シーリング材である、HSボンドを使用しました。